- はさま整体院
ぎっくり腰になりそうな腰痛
今日は少し遠くにお住まいの方がホットペッパービューティーをご覧になって初めて来院してくださいました。
症状はぎっくり腰になりそうな腰痛です。
以前にぎっくり腰をされてカイロプラクティックの施術などを受けて落ち着いて以来、危うい感覚を感じながらもお仕事や家事をされて来られたそうです。
昨日の夕方、大きな植木鉢を持たれてぎっくり腰の時のような痛みを感じて、段々と痛くなって来ているとの事。
もし筋膜を傷めてしまわれて炎症がひどい場合、その場で痛みが消失しないこともありますとご説明し、検査をさせていただきました。
前屈は軽度前屈しただけで痛みが左腰部から臀部にかけて走り、後屈も同じく痛みが出ています。ただ、座位ではそれほど痛みが無く、座位でお身体を前に倒しても痛みは軽度、姿勢を変えるときに神経痛が走るわけでもありません。熱感もそれほどありません。
炎症がひどい場合は少し姿勢を変えただけでひどい痛みが走ることもありますので、炎症はさほど酷くは無いように見受けられました。
痺れも出ておられないので、椎間板の危うい感じではないようです。
検査では
両側腸骨は前傾、仙骨は後傾、
腰椎5番は左後方、全体が後方、左側方変位
腰椎4番も左後方、全体が後方、左側方変位
腰椎3番は右後方、全体が後方、左側方変位
腰椎2番も右後方、全体が後方、左側方変位
腰椎3番の左側方がきつく、そこから左腸骨まで痛みが走るようです。
腸骨は外方にも開いていて、仙腸関節、腰仙関節にもかなり負担がかかり、股関節が両方内旋しているので殿筋は腸骨を引っ張っていて緊張状態です。この状態ではポジショナルリリースも体勢が取れそうになかったのですが、股関節を矯正すると緊張が取れました。
念のため骨盤矯正から座位に戻って頂いたときに、もう一度腰椎を検査すると、やはり左側方はまた戻ってきてしまったので、もう一度矯正して、前屈時の痛みがかなり取れました。
最後はテーピングで筋肉の保護をしてアイシングをしていただくようお願いしました。
動けるようになったと言っていただいたので、ぎっくり腰になる前に来ていただいて本当に良かったです!
脊椎が曲がって周りの組織に炎症が起きているのに、関節を矯正しないまま動いてしまうと炎症が広がる可能性があります。
まずは根本の原因の関節を矯正してアイシングをして炎症が落ち着いてからマッサージをするのは良いのですが、そうしないと炎症が広がる可能性があります。ぎっくり腰などの急性の痛みは怪我をしているような状態なので、怪我をしている箇所をマッサージするとさらに痛みが増す事になります。炎症がひどくなってしまった場合にはその場で痛みが改善しない場合もあるので、ぎっくり腰になりそうな腰痛の場合はできるだけ動かずに矯正に来ていただく事が大事です。
ちなみに重い荷物を持つ時は姿勢に十分にお気を付けください!
最後まで読んでいただき本当にありがとうございましたm(__)m